当社がお客様に選ばれる理由

田中電気では、登録検査等事業者として固定局や移動局はもちろん実験試験局などすべての無線局の検査・点検を行うことが可能です!
(免許のいる無線局は5年に1回登録点検が必要となります)

登録点検員と判定員が在籍

登録点検員になるには、第一級陸上特殊無線技士以上の資格が必要で、当社にはこの資格保有者が多数在籍しております。
そして、国に代わり合否まで判定できる判定員も2名在籍しております。
経験豊富なスタッフが対応しますので安心してお任せください。

高性能な測定器を使用

無線局の検査・点検には、アンリツ製の高性能な測定器を使用しています。
測定器には、「ベクトル変調解析ソフトウェア」と「アナログ測定ソフトウェア」2つのオプションを付けており、測定器とソフトウェアで合計500万円程の機械になります。


測定器のご紹介

下記測定器を電波法第24条の2第4項第2号に基づき「スプリアス分析器」「周波数計」「高周波電力計」として年1回較正しています。
デジタル、アナログ両方の無線機に対応し、デジタルはオプション「ベクトル変調解析ソフトウェア」にて、タクシー無線(4値FSK)や自治体等の公共無線(π/4DQPSK)に対応しています。
アナログはオプション「アナログ測定ソフトウェア」にて疑似音声を変調波として測定しています。

アンリツ製 シグナルアナライザ
MS2830A-041 9kHz~6GHz

【オプション】
 ・MS2830A-002 高安定基準発振器
  エージングレート±1×10-8/日まで
  周波数安定度を向上させる基準発振器です。
 ・MS2830A-066 低位相雑音
  主に1kHz~100kHzのオフセットにおける
  位相雑音性能が大幅に高まります。
 ・MX269017A ベクトル変調解析ソフトウェア
 ・MX269902A アナログ測定ソフトウェア


アンリツ製 マイクロ波USBパワーセンサ
MA24108A 10Mhz~8GHz -40dBm~20dBm


1.測定器の価格
 シグナルアナライザMS2830A およそ300万円
 パワーセンサ MA24108A およそ 30万円
 オプション ベクトル変調解析ソフトウェア およそ100万円
 オプション アナログ測定ソフトウェア およそ100万円

2.測定器に必要な確度について
 例)タクシー無線 400MHz帯デジタル(4値FSK) の場合
 周波数偏差 0.9ppm 電波法第五条 無線設備規則 別表第一号 注44 表の第3項
 測定器に求められる確度は、無線機の10倍の確度なので、0.09ppm×400MHz = 約36Hz
 測定器MS2830Aの周波数確度は±(基準周波数の確度×キャリア周波数+10Hz)

【計算例】
 ±(1×10-8/日 × 400×106 + 10Hz)
 ±(4+10Hz)
 ± 14Hz
  ※標準の基準発振器だと、エージングレート±1×10-7/日
   この場合、周波数確度は±50Hzとなり、無線機の10倍の確度を満たしません。
   オプション高安定基準発振器が必要なので、実装しています。

【周波数偏差 測定画面例】


3.アナログ無線機の測定
 空中線電力、占有帯域幅、スプリアス発射の強度測定時は、変調波を入力します。
 変調波の基準信号は、1,000Hzにより最大周波数偏移(5KHz、2.5kHz等)の70%変調とし、
 この時の電圧レベルより10dB高い値の疑似音声(ITU-T勧告G.227)とします。
 正弦波、疑似音声出力もMS2830Aのアナログ測定ソフトウェアで対応できます。


1kHz正弦波を入力し、周波数偏移を±3.5kHzとなるよう、レベルを調整します。
レベル-39.3dBとなりました。


信号源をノイズ・疑似音声(ITU-T勧告G.227)とし、レベル-39.3dBにオフセット10dBプラスします。


この信号を基準信号として、空中線電力、占有周波数帯幅、スプリアス発射の強度を測定します。

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